子どもに英会話を習わせてみようと思って。

子どもに英会話を習わせようと思い、教室を探してみた。近所にはなく、少々遠方へ、電車を乗り継いで30分ほど、大人からすれば、それほど長くないが、子どもからしてみれば、退屈極まりないようすだ。

教室に着き、受付へ、受付をしている人は日本人で、対応は日本語で大丈夫だったが、先生は明らかに外国人で、わざとなのか、本当なのか、片言のニホンゴで話しかけてくる。なんだか、私もたどたどしいニホンゴで応対し、お互い苦笑いで子どもとともに、体験させていただく。

時間は30分で、周りには英語になれた子どもがワイワイ、外国人教師と楽しんでいる。私はもちろん、たじろいで後ろの方へ下がってしまった。

子どもも、周りの子供の勢いに押されて、声を発しようにも、発言の機会がやって来ない。先生が、周りの子供を制して、息子に機会をくれてはいるが、なにせ、始めての英語では、先生がなんと言っているのかさえ、わからない様子で、オドオドしてしまっている。

見ていて、なんだか、かわいそうになってしまった。小学生から英語が授業にあるからという大人の都合で、英会話。と安易に結びつけてしまった愚かさに自分を責めた。

もう少し、英語を使ったおもちゃなどで様子を見て、また機会があったら、行ってみようと思う。教室にいたような、活発に前に前に出られる子どもなら、やっていけるかもしれないが、息子のようなおとなしめの子供には、ノリが合わないのかもしれない。
それに、英語は赤ちゃんの頃からやるのが一番という話もよく聞く。うちは、その頃は赤ちゃんモデルのオーディションに夢中で英語は全くやっていなかった。

ドストエフスキーについて

20代前半の息子がドストエフスキーの大ファンです。ドストエフスキーの翻訳はほとんど読んでいるのではないでしょうか。いまどきの若者としては珍しいらしく、同年代でドストエフスキーについて話のできる相手がいないと言っていました。今の若者はあまり本を読まないし、ライトノベルとかのファンが多くて、重くて暗いロシア文学などを読む人はほとんどいないそうです。私の世代だと、本が好きな人なら、「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」ぐらいはみんな読んでいましたけれどね。特にロシア文学が好きだったのは団塊の世代より上の人たちだと思います。

だから息子はおじさんだと本の話が合うと言っていました。息子と時々ドストエフスキーについて話をしたりします。私は彼の作品の中では「死の家の記録」が好きです。フィクションではないのですが、人間観察が鋭くて、登場人物それぞれの人間像が魅力的なところが好きなのです。息子は「虐げられた人々」が好きなのだそうです。

息子の大学の指導教授だった団塊の世代の先生は、「悪霊」が好きだと言っていたそうです。普通はドストエフスキーでは罪と罰かカラマーゾフが好きな人が多いから、悪霊が一番好きだと言っていた人はあの先生が初めてだ、と息子が言っていました。暗さと重さと、強力な生命力のエネルギー。そういうものを感じさせるドストエフスキーは確実に天才だし、息子のような若者にもその魅力が分かるというのはいいことだなと思いました。